ノコギリヤシ

「ノコギリヤシ」って何?どんな植物?なんで育毛に椰子の木?
そう思うほど、我々の生活には馴染みのないノコギリヤシ。
この植物と育毛にはどんな関係があるのでしょうか?

非常識が常識!抜け毛を防ぐ、ノコギリヤシの生態と育毛効果の謎に迫る!!

これまで紹介してきた育毛剤は、効果が実感できる分、副作用が強く出る傾向がありました。
ミノキシジルに関しては、濃度が高ければ高いほど効果も出やすい分、効果を追い求めるあまり、副作用が重篤になる場合も。
しかしこのノコギリヤシは、副作用が少ない育毛剤として今大変注目を浴びているのです。


 

ノコギリヤシその2

ところでいったい、このノコギリヤシとは?

ノコギリヤシ、別名ノコギリパルメット、あるいはソウパルメット。
ノコギリヤシは、米国南部原産の小さな椰子の木で、高さは大きなものでも1メートル程しかありません。
名前の通り、葉の部分がノコギリのようにぎざぎざとしており、赤黒い果実を晩秋から初冬にかけて実らせます。
アメリカ先住民は、古くからこの植物を愛用し、繊維は当時のアメリカ全土で取引され、葉は茅葺屋根に、そして果実は食用油や灯油として利用される他、貴重な栄養源として食べられていました。
これだけ生活に密着していたノコギリヤシは、19世紀以降、ヨーロッパからの入植者達の手によって世界的に広められ、今ではヨーロッパを中心に医薬品としての高い評価を得ているのです。

ノコギリヤシの効果。酵素を抑制、ジヒドロテストステロンを作らせない!

抜け毛の大きな原因には、5α-リダクターゼという酵素が大きく関係しています。
5α-リダクターゼは、元々体内に存在している酵素です。
この酵素は、本来は男性ホルモン「テストステロン」の補助的な役割をもつ酵素で、筋肉や骨の構成、精子の生成や性欲の上昇といった、男性にとって重要な役割を担っています。

しかしこの酵素が過剰に生成され、テストステロンと結びつきジヒドロテストステロンという強力な男性ホルモンに変化すると、薄毛の原因に

5α-リダクターゼによって引き起こされる薄毛のメカニズムは、
毛乳頭や皮脂腺に存在する5α-リダクターゼと、テストステロンが結びつくことで起こります。
毛穴の内部で生成されたジヒドロテストステロンは、皮脂を過剰に分泌し、角栓を形成。
毛穴を防ぎ髪の毛が生える入り口を埋めてしまうのです。
結果、頭皮は髪の毛の育成に最悪な土壌となり、細く抜けやすくなっていきます。
改善を望むが故に、過剰なブラッシングやシャンプーによって、更に髪の毛は抜け落ち、更なる悪循環に。

抜け毛を予防するには、テストステロンの分泌を抑制するか、あるいは5α-リダクターゼの働きを抑制する必要があるのです。

そこで注目されるのがノコギリヤシ。

ノコギリヤシは、5α-リダクターゼの働きを抑え、ジヒドロテストステロンの生成を抑制します
この働きを抑えるメカニズムまでは、今のところ研究段階ではありますが、ノコギリヤシが薄毛の治療に効果が期待できることは、研究結果で証明されているようです。


 

ノコギリヤシその3

天然成分だから副作用も安心。

ノコギリヤシは、天然成分の薬品であるため、副作用は無いから安心と言われています。
ノコギリヤシと同じような効果を持つ、プロペシアは化学薬品のため、副作用がありましたが、それと比べれば安全性は断然高いです。

しかし、いくら安全とは言え、過剰に摂取すれば話しは別。
過剰に摂取すれば、次のような症状が表れる可能性があります。

  • 嘔吐
  • 頭痛
  • 便秘
  • 下痢

また、妊娠中の女性、常用薬がある方は服用をする前に医師に相談をした方が良いでしょう。

ノコギリヤシは、先に書いた通りのメカニズムにより、抜け毛を予防する効果には期待が持てます。
しかし、発毛効果があるかというと、残念ながらそこには期待が持てません。
もし抜け毛を防止し、発毛までも期待をするなら、何か他の発毛剤と併用する事をお勧めします。
例えば、ミノキシジル
これは、毛母細胞を活性化させて、発毛を促進する効果がある薬品のため、発毛効果には期待が持てます。
一般的に、ミノキシジルは副作用が強いと言われていますが、大正製薬のリアップの様な外用薬であれば、重篤な副作用の心配は無いでしょう。

古くから人間の生活に密着していたノコギリヤシ。

これから研究が進み、更なる効果が期待できる薬品です。